研修主催団体: 株式会社創元社
研修内容: 【オンライン研修会】養成課程では学べなかった心理職の仕事(全3回)
【概要】
心理職は一人勤務や非常勤での勤務が少なくなく、新人の心理職が現場に入った場合、実践的な指導を受ける機会が少ないといえます。近年では臨床場面で、多職種から構成される「チーム医療」「チーム学校」など、チームアプローチの推進が求められていますが、実際にどのように連携するのかは臨床での自己研鑽やオン・ジョブ・トレーニングに委ねられているのが現状です。
本研修会では、心理職が多職種からなるチームの中で連携して働くための実践に役立つ知識や技術を提供できればと考えています。また、研修会で行われた質疑応答(Q&A)を再現するなど、若手心理職の悩みや疑問に、先輩心理職が自身の実体験も元にしてできるだけニーズに応えたいとも考えています。さらに、心理職の研究活動やキャリアデザイン、ストレスマネージメントなどにも触れ、本研修会が心理職としての現在と未来のキャリアを描くための一助となれば幸いです。
※臨床心理士の方へ
本セミナーは、臨床心理士資格更新ポイント(「臨床心理士教育・研修規定別項」第2条第4項のポイント)を申請する予定です。ポイント申請をご希望される方は、運営側でお名前を確認するためリアルタイムでの参加をお願い致します。申込フォームにて「臨床心理士資格」項目の「有」にチェックを入れていただいた方の内、全3回すべての当日参加者にお名前が確認できた方にのみ研修証明書を発行いたします。
【講師】
川端康雄(大阪医科薬科大学)
上島奈菜子(駒澤大学)
花輪祐司(八尾こころのホスピタル)
藤田雄(京都府立医科大学)
吉川征延(阪南病院)
【日時】
2024年7月19日(金) 19:00~21:00
7月26日(金) 19:00~21:00
8月2日(金) 19:00~21:00
【内容】
2024年7月19日(金) 19:00~21:00
心理職の養成課程では、主にケースを扱うために必要な知識や技術(テクニカルスキル)の習得を目指しますが、臨床に出るとそれだけでは対応できない様々な場面に多く遭遇することがあります。臨床で「はたらく」際に、まず求められるのは「技法」よりも「作法」です。1日目は心理職をはじめとする支援職として必要な臨床の「作法」(ノンテクニカルスキル)について考えてみたいと思います。
・講義:「はたらく」 心理職の仕事・・・川端康雄
・講義:「きく・はなす」 安心・安全な関係のつくり方・・・川端康雄
・質疑応答
2024年7月26日(金) 19:00~21:00
心理職は心の問題への支援を行ううえで、アセスメントやケースフォーミュレーションを行い、それらの仮説に基づいてクライエントに「かかわる」専門家であるともいえます。また、その専門性は患者さん・クライエント、そのご家族への関わりはいうまでもなく、医師などの他職種の専門家や事務スタッフとの連携にも及び、「つながる」専門家であるとも言えます。2日目は、学会や他の研修会ではあまり強調されない、アセスメントや支援における「臨床知」を共有したいと思います。
・講義:「かかわる」 心理的アセスメントと心理支援・・・上島奈菜子、川端康雄
・講義:「つながる」 多職種連携の基本・・・花輪祐司
・質疑応答
2024年8月2日(金) 19:00~21:00
スキルや知識を確実なものにするために、基礎となる臨床心理的調査や研究活動を実施し、そこで得られた知見を「あらわす」ことが求められます。その一方で、それらの業務の振り返りが強調されるあまり、業界全体として、キャリアプランを描くことは長らく疎かにされてきたような気もします。私達がいきいきと働くためには自らのキャリアプランを描き、日々のストレスマネージメントを心がけ、自らを「ととのえる」ことも大切になってきます。
・講義:「あらわす」 臨床研究・・・藤田雄
・講義:「ととのえる」 ストレスマネージメント、キャリアプラン・・・吉川征延
・質疑応答
【会場】
オンライン(Zoomウェビナー)
【定員】
500名
【参加費】
全3回セット 7,500円(税込)
【申込締切】
2024年7月19日(金)18:00まで
※定員に達し次第、受け付けを締め切らせていただきます。
【申込方法】
お申し込みは下記サイトからお願いいたします。
【問い合わせ先】
創元社オンラインセミナー担当
〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-3-6
TEL:06-6231-9010
Email: onlineseminar@sogensha.com
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