top of page

【オンライン+対面開催】エビデンスが確認されていないASD理解について議論する 〜自己流のASD理解は危険なのか?そこに学ぶべきものはあるのか?〜

  • 執筆者の写真: 兵庫県臨床心理士会
    兵庫県臨床心理士会
  • 1月20日
  • 読了時間: 2分

研修主催団体: カウンセリングオフィスみかわ

研修内容:

「エビデンスが確認されていない」クライエント理解および心理療法の実践は倫理的な問題を含み、必ずしも推奨されるべきものではありません(日本臨床心理士会倫理綱領第5条3項)。

このように本来、自己流のクライエント理解は慎むべきものですが、神経発達症、特にASDについてDSM等の診断基準に該当する範囲を越えて「ASD」として理解しながらかかわりをもつことは、実臨床場面において少なくないのではないでしょうか。

「診断はつかないけどASD」といった疾患カテゴリー概念は実践家の数だけ存在し、その理解に関する専門家間でのコンセンサスを受けていなかったとしても、クライエントおよび心理療法における関係理解にとって、実践家・クライエント双方にとって意味深いことは決して珍しくないと思います。


今回はカウンセリングオフィスみかわの相談員が日々の臨床を通して理解するに至った”自己流〜ローカルなASD理解"を呈示します。

その知見〜ローカル理論について、長年にわたって研究および臨床実践を重ねる第一人者の視点を通して、その有用性と修正が必要なポイントを検討していきます。

後半ではさらに、事例検討を通してローカル理論の適用可能性について理解を深めたいと思います。


[日時] 2025年3月23日(日)10:00〜16:00

[話題提供] 和田浩平(三河病院)

     中西和紀(あいせい紀年病院)

[指定討論] 松本英夫(丹沢病院/メンタルクリニック・ダダ/東海大学医学部名誉教授)

[司会]   森田美弥子(名古屋大学名誉教授)

[スケジュール]

10:00〜10:35 ASD概論(松本)

10:35〜11:20 「視野の狭さ・没入に伴う分離の問題、感覚体験が共有されないことの苦しみ」(和田)

11:20〜12:05 「切替えの不全、感覚過敏を背景とする不快刺激の中和の問題、字義通りの解釈」(中西)

12:15〜12:45 指定討論(松本)

12:45〜13:00 質疑応答

14:00〜16:00 事例検討〜DSM上ASDと診断されない事例について

[参加対象および参加費]

有資格者一般5,000円/回、院生4,000円/回

※有資格者一般は、公認心理師、臨床心理士、医師を対象としています。

[場所] 刈谷産業振興センター(オンライン併用)

[チラシ] https://x.gd/kgQvN

※ 臨床心理士資格更新ポイント(ワークショップ型)申請予定

最新記事

すべて表示
【 心理相談室運営における広報・実務の実際 】心理職のための開業ガイドvol.1

◆セミナータイトル 【 心理相談室運営における広報・実務の実際 】心理職のための開業ガイドvol.1 【内容】 心理臨床の知識や技術を学ぶための機会は多いですが、開業臨床における広報や運営の実務を体系的に学ぶ場は限られています。本講座では、開業をする上での物件探し、ホームページ作成、広報など実務について学び、心理相談室を運営する際のサポートとして機能するような講座となっております。 第1部:心理

 
 
東京大学TICPOC第8回公開シンポジウム

研修主催団体: 東京大学医学部附属病院精神神経科 研修内容: 東京大学履修証明プログラムTICPOC 第8回一般公開シンポジウム こころの臨床の「こころ」と営み 講演者:(敬称略) 細尾ちあき(ぷるすあるは 看護師) 北野陽子(ぷるすあるは 医師) 木下直紀(臨床精神分析センターひこばえ・臨床心理士、公認心理師) 大平果純(精神医学研究所 附属 東京武蔵野病院 看護師) 棚岡智子(松戸市立総合医療

 
 
<2026年1月開催ピアーズPEERS®︎「学校版」学習セミナー開催のご案内>

研修主催団体: 一般社団法人SSTAR 研修内容: <ピアーズPEERS®︎「学校版」学習セミナー開催のご案内> 「PEERS®︎(ピアーズ)」とは、思春期の自閉スペクトラム症(ASD)や社会性に課題のある子ども達に向けに作成されたエビデンスのあるソーシャル・スキル・トレーニング(SST)です。  アメリカ UCLA(カリフォルニア・ロサンゼルス大学)の研究者エリザベス・A・ローガソン博士によって

 
 

© 2025 兵庫県臨床心理士会

bottom of page