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スーパーヴィジョンを受けたくなる連続miniセミナー

  • 執筆者の写真: 兵庫県臨床心理士会
    兵庫県臨床心理士会
  • 2024年10月7日
  • 読了時間: 4分

研修主催団体: Therapy Plays epifunny

研修内容:

【スーパーヴィジョンを受けたくなる連続miniセミナー】


●セラピストであるあなたの向こう側にいるクライエントに想いを馳せることができるスーパーヴァイザー(以下SVor)をみつけませんか?

そのようなSVorと出会うことができるような連続miniセミナーを企画いたしました。


●学派を超えたSVorにお話しをしていただきます。あなたが想うヴァイザーに出会うために、さまざまなヴァイザーの声、語りを聞いてみてください。

皆さまの出会いの参考になればと思っています。


 心理療法のスーパーヴィジョン(以下SV)を実施していると、SVを希望される若手の臨床家が、個人的に料金を支払って受けることに、とてつもないハードルがあるということを、しみじみと感じさせられます。その声に耳を傾けていると、大学教育の中で、当たり前のようにあったケースを担当すると、外部の臨床家にSVを受けるというシステムが、ほぼなくなってきていること。とても驚かされたのは、そもそもSVという言葉さえも知らない若手の心理臨床家もいるということでした。


 私のSVの体験は、セラピストという主体の成長を促すものですが、その前にクライエント(患者、当事者)のための下支えとなるようなものでした。ひいては、受けるスーパーバイジー(以下SVee)の向こう側にいるクライエント本位であるということにつきます。前述のSVをめぐる若手の状況は、こうした意識さえも低くなってしまっているのだろうかと憂うものでした。ただ実際の臨床実践の現場でもがき苦しんでいる若手の臨床家がいることは知ってましたし、彼らの声によると出会いたくても手も届かないところにいるのがSVorという存在なのだということに思い知らされることが度々ありました。「自分に合ったSVorっているのか?一人で現場にいるので、ツテがない。地方にいると、そもそも臨床心理士も少ない。対面じゃないとダメなんだろうか?そんなに料金も支払えない」


 こうした声を聴いてきた私の結論は、『SVは全く受けないより、なんらかの形であった方が、SVeeとクライエント両者にとって良いに決まっている』ということです。ここには対面でした方が良いに決まっているといった、心理療法のケースをじっくり話し合うのがSVなのだという理想主義を崩すことに躊躇してしまう姿勢にあると考えられます。この姿勢はSVor側の問題であり、SVeeは心理臨床にまつわることであれば、実践に根差したSVorであれば、どんな形であれ躊躇せずSVを受けたらいいのだ、と私は考えています(私はクライエントにとっては理想主義者でもありますが、、、)。


 この度は、セラピストであるあなたの向こう側にいるクライエントに想いを馳せることができるSVorをみつけませんか?という思いから、そのようなSVorと出会うことができるような連続miniセミナーを企画いたしました。


 各回の講師陣には、私の思いに共鳴してくれている現場に則したSVを模索するSVorにお願いしています。このような方々は、有名な先生ではないかもしれません、でも臨床実践に必要なSVorこそ、なかなか表には出てこないのではないかと思っています。


当日は、SVを受けるのを迷っておられる若手の皆さんにも、遠慮なく相談できるようにいたしますので、どうぞ奮ってご参加ください。


【開催日時】

第1回:2024年8月25日(日) 18:30~ 高橋寛子先生(山梨英和大学)※終了しました

第2回:2024年11月1日(金) 18:30~ 浅田剛正先生(新潟青陵大学)

第3回:2024年12月10日(火) 19:30~ 森稚葉先生(山梨英和大学)

第4回:2025年2月28日(金) 19:00~ 日下紀子先生(ノートルダム清心女子大学)

第5回:2025年3月14日(金) 18:30~ 鍛冶美幸先生(文教大学)


【開催方法】

Zoom配信


【料金】

各回 1,000円


【対象】

SVを受けたことがない、受けるのを迷っている臨床心理士、公認心理師、訓練課程の学生、Svorとして振り返りたい心理臨床家、ほか対人支援専門職の方


【申込】

下記URLの申込フォームより


●●詳細につきましては、お申込後に主催者より、メールにて改めてご連絡させていただきます。


【お問合せ】

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