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基礎から学ぶ 共通要因 〜学派によらず共通するセラピースキルを高めよう〜

  • 執筆者の写真: 兵庫県臨床心理士会
    兵庫県臨床心理士会
  • 6月21日
  • 読了時間: 3分

MOSSアカデミー主催で、以下のオンライン研修を企画しております。

よろしくお願いいたします。


****「基礎から学ぶ 共通要因 〜学派によらず共通するセラピースキルを高めよう〜」


 セラピーの実際の効果を高めるためには、学派によらず共通して治療効果を高める「共通要因」が大きな役割を果たしていることが明らかにされています。共通要因とは、共感や肯定的関心、自己一致、治療同盟等で構成されるものです。しかし、こうした共通要因の要素をどのように磨けばよいのか、その訓練法に迷う方も少なくないと思います。

 本研修では、共通要因に関する促進的対人スキルや、セラピストのインナースキル、説明モデルの交渉のスキルなどについて解説します。そして特にインナースキルに関わる簡単なワークを行います。


なお今回の研修は講師執筆の以下の論文を下敷きにお話しします。

・杉原保史(2025)「心理職の訓練における専門知と実践知」 一般社団法人 日本臨床心理士会雑誌 33巻1号 pp.6-13.

※この論文は、発行元の許可を得て、ウェブ公開しています。ただし二次利用は禁止ですのでご注意ください。

▼論文はこちら


◇開催日時

・セミナー1:2025年8月3日 (日)10:00~12:00

・セミナー2:2025年8月17日 (日)10:00~12:00

※臨床心理士資格ポイント申請予定

※アーカイブ配信あり


◇場所

オンライン(Zoom)


◇講師

杉原 保史 氏

公認心理師。臨床心理士。

京都大学学生総合支援機構 教授。教育学博士。日本心理療法統合学会 副理事長。

学派の垣根を超えて心理療法を実践する「心理療法への統合的アプローチ」を探究している。

<講師からのメッセージ>

理論や技法の知識はきちんと学んでいて、クラスメイトと同じくらいの知識レベルなのに、2〜3回を超えて面接が継続しない人がいるのはなぜでしょうか。

現在の心理療法のトレーニングは、技法を重視しすぎており、また知的学習に偏りすぎていると思います。もちろん、こうした学習も大切ではありますが、学派に共通の治療要因(共感、プレゼンス、治療同盟など)を高める、コミュニケーションスキルが体得されていなければ、残念ながら、実際のセラピーの効果を高めることはできません。そのことは様々な研究から明らかなのです。この研修では、共通要因について理解し、共通要因を促進する練習を紹介します。


◇プログラム(主なトピック) ・心理支援における専門知と実践知

 ・共通要因の重要性

 ・共通要因に関わる実践知をどう高めるか

 ・対人関係スキルとインナースキル

 ・インナースキルの意図的練習

 ・説明モデルの交渉のプロセスに関わるスキル

 ・セラピーをクライエントにフィットさせる柔軟で応答的な構え

※プログラムは予定ですので変更になる可能性があります


◇参加対象

・公認心理師・臨床心理士等、守秘義務のある対人援助職(受験資格保有者を含む)

・大学院生(心理・医学・教育・福祉系)


◇参加費

・参加チケット(アーカイブ視聴付き)…6,500円(MOSSアカデミー会員:無料、学生:3,000円)


◇お申し込み

▼詳細&お申し込みはこちら

※お申し込み期限:2025年7月31日(木)23:59まで


◇会員サービスについて

『MOSSアカデミー』にご入会いただくと弊社主催研修に基本的に無料でご参加いただけます。本研修も無料参加の対象です。

▼会員サービスの詳細はこちら


◇お問い合せ

▼お問い合せフォームはこちら


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最後までお読みいただきありがとうございました。


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