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第16回松木邦裕セミナー on the Web 「臨床力を上げるために「こころを手放す」 ー無心への道のりー」

  • 執筆者の写真: 兵庫県臨床心理士会
    兵庫県臨床心理士会
  • 2024年10月16日
  • 読了時間: 4分

研修主催団体: あざみ野心理オフィス

研修内容:

タイトル:第16回松木邦裕セミナー on the Web 「臨床力を上げるために「こころを手放す」 ー無心への道のりー」


日時:2025年2月24日(月・祝日) 10:00~15:30 Zoomによるオンライン開催


主催:あざみ野心理オフィス


 最近の松木セミナーで松木先生が「こころをなくして」「理解を手放す」「演繹法をやめて」と言うことがあります。わかるようでわからない言葉ですが、ライブSVでは、格段にケース理解が深まっていくことを体感します。そこに大切なヒントがあるようです。

 こころを尽くすべき臨床において、「こころをなくす、手放す」とは一体なんのことなのでしょう?

 私たちの頭の中には、教科書に書いてあること、こうあるべきという自分、きっとこうだという認識や理解があり、それに基づいて現場やクライエントを見ています。積み重ねてきたこれらの知識や記憶、理解がこころを占め、固まっていきます。これらは必要なプロセスではありますが、一方で新しいものや未知なものが入り込む隙間がなくなるという事態を引き起こすことがあります。

 今回はそこから一旦離れ、思考や直観を巡らすことの大切さ、という普遍的な問題に迫ります。

 私たちが、臨床力を上げていくために、そしてクライエントや事象に真に近づくために、今回はこの「無心」をテーマに選びました。まさに、松木先生が現在進行形で積み重ねている臨床思考と関係します。

 さらに第3部の臨床談義では参加者の問いから、先生の本音や「学会では訊けないこと」に迫っていこうと思います。


 第1部では、松木先生の「こころを手放すー無心への道のりー」の講義、岩倉が討論を試み、ディスカッションを行いたいと思います。

 第2部では実際の臨床ビネットを提示し、ケースを通して考えます。

 第3部の「臨床談義」はこのセミナーの醍醐味です。参加者の皆様から松木先生に聞いてみたいことを事前に受け付けます。今回のテーマに限らず、どのような質問でも松木先生にぶつけてみましょう。今年も皆様からの事前、当日の予想外の質問を楽しみにしています。


講師:

松木 邦裕(まつき くにひろ) 

精神分析オフィス 日本精神分析協会会員 京都大学名誉教授


プログラム概要:

[第1部] 司会 佐藤 幸江(あざみ野心理オフィス)

 10:00-10:10 はじめに

 10:10-11:10 講義「こころを手放す ー無心への道のりー」

 11:15―11:30 討論 岩倉 拓(あざみ野心理オフィス)

 11:30―12:00 質疑応答と討論

[第2部] 司会 岩倉 拓(あざみ野心理オフィス)

 13:00-14:20 ライブスーパービジョン 事例提供 橋本彩加(国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科)

 ※第2部の後日動画配信はいたしません

[第3部] 司会 内田 亮・坂元 龍太(あざみ野心理オフィス)

 14:30-15:30 臨床談義


参加費:5000円


詳細・お申し込み方法:

PC、スマートフォン等で下記のURLから詳細をご覧の上、お申し込みください。


参加資格:

臨床心理士、公認心理師、医師、保健師、看護師、精神保健福祉士、社会福祉士など、守秘義務が守れる医療・福祉・教育関係の有資格者。

もしくは臨床心理学を専攻している大学院生・修了生。

参加資格確認のため、資格登録証、学生証などの写真を送っていただきます(第13~15回セミナーにて確認済の方を除く)。

 ※上記以外の方で参加希望の方は個別に確認しますので、お申し込み前に問い合わせ先メールアドレスまでご連絡ください。

 ※臨床心理士資格更新ポイントの申請予定はございません。


講師プロフィール:

松木 邦裕(まつき くにひろ)

精神分析オフィス 日本精神分析協会会員 京都大学名誉教授

著書「対象関係論を学ぶ」「精神分析体験:ビオンの宇宙」(岩崎学術出版社)、「精神病というこころ」(新曜社)、「私説対象関係論的心理療法入門」、「分析実践の進展」「不在論」「愛と死:生きていることの精神分析」(創元社)、「トラウマの精神分析的アプローチ」(金剛出版)、その他多数 

新刊「体系講義 対象関係論」「転移覚書」(岩崎学術出版社) 


主催者・問い合わせ先:

あざみ野心理オフィス

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