京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター主催
第22回公開講座 「文化と無意識 ―精神分析は現代を生きる私たちにどのように役立つのだろうか―」
<講座案内>
臨床教育実践研究センターでは、毎年1回、深刻化する教育問題への取り組みの一環として、現代人のこころの理解に主眼をおいた公開講座を開催しています。
今年度は、当センター客員教授のカナン・ナヴァラトナ Kannan Navaratnem先生を講師として、11月3日(日)の13時から、キャンパスプラザ京都 第1講義室にて行います。
カナン・ナヴァラトナ先生は、中間学派の精神分析家であり、イギリス精神分析協会の訓練分析家、University College Londonの名誉准教授としてご活躍されています。タヴィストックセンターにて訓練を受けたのち、同センターにて客員講師を務められ、専門家の指導と訓練に従事しておられます。また、イギリスの公的医療機関や居住型心理療法施設、慈善団体等、臨床現場においても長年、指導的立場を担ってこられました。近年では、アジア圏でも多くの講演をなさっており、専門家への教育活動にも精力的に携わっておられます。
本講座では、現代の科学技術の進歩によってもたらされた、深刻な文化的・社会的問題について取り上げていただきます。その背景に、人間が自分の中だけでなく、共同体や国家、自身を取り巻く環境において、本質的に抱える葛藤があることに触れ、精神分析的な観点がそうした諸問題に対し、どのように活かされうるのかということを探求していきます。
今回は、日本メンタライゼーション研究会の山本 文先生に、逐次通訳、解説をしていただきます。是非ご参加ください。
日時:令和6年11月3日(日)13時~16時(12時半受付開始)
場所:キャンパスプラザ京都 5階 第1講義室
講師:Kannan Navaratnem(京都大学大学院教育学研究科客員教授)
通訳:山本 文(日本メンタライゼーション研究会)
司会:野口 寿一(京都大学大学院教育学研究科准教授)
挨拶:松下 姫歌(京都大学大学院教育学研究科教授・附属臨床教育実践研究センター長)
対象:市民一般、心理臨床専門家、教育関係者
受講料:3,500円
定員:100名【先着順】
申込方法:申込フォーム(https://forms.gle/cLJQyHjtoFpgtkEy6)より令和6年10月4日(金)までにお申込みください。10月中旬頃にメールにて受講決定通知および受講料の振込方法のご案内をお送りいたします。案内を受け取り次第、受講料を銀行振り込みにてお支払いください。
問い合わせ先:京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター公開講座係
Tel: 075-753-3052 E-mail: 020clpsycenter@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
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