このたびは「2023-2024京都精神分析・臨床セミナー」のご案内をさせていただきます。
今年度のテーマは「社会との接点の中で、精神分析理論を再考する」です。20世紀の始まりと時を同じくして誕生した精神分析は、20世紀の社会的な価値観や文化的な変遷をたどる中で変化してきました。今世紀に入り社会や文化が大きく変化する中で、精神分析実践の社会的意義は変容し、週複数回の精神分析という限られた実践を超えた応用領域の意義が高まっています。そうした状況の中で、本セミナーではそれぞれのテーマで分析理論がどのように発展し得るのか、再考することを目指します。
第1回 2023年11月12日(日)
北村婦美先生「精神分析におけるセクシュアリティとジェンダー」
第2回 2024年1月7日(日)
平井正三先生「子どもと家族の分析臨床の行方―――家族の変容と精神分析の課題」
第3回 2024年3月3日(日)
奥寺 崇先生「同一化の文化論 -孝行、自己犠牲、甘え-」
第4回 2024年4月21日(日)この回は13-18時
淺田慎太郎先生「自己の病理が犯罪化すること」
櫻井 鼓先生「加害者の被害者性を見出すことへの問い」
田中健夫先生「同一化を強いられた自己をめぐる臨床」
第5回 2024年6月9日(日)この回はオンラインのみ。
西村理晃先生「精神分析臨床の「場」を再考する〜パンデミックの経験を通して〜」
第6回 2024年7月21日(日)
森 茂起先生「精神分析はなぜ戦争について考えるのか」
▼参加費
全回参加・5万円(院生のみ4万円)
単回受講・会員または院生…1回あたり1万円
単回受講・非会員の方 …1回あたり1万2,000円
▼締切・定員・参加資格
10月末まで・定員80名
臨床心理士・公認心理師・医師などの専門家・大学院生・研修生
▼フォームURL
*当セミナーは日本臨床心理士資格認定協会の「定例型研修会(4ポイント)」として承認されています。
5回以上出席の方に「研修証明書」をお渡しいたします。
**現地開催・オンライン両方でのハイブリッド開催を予定しています。
ご参加の形態によって、ポイントの扱いが異なる場合があります。ご留意ください。
お問合せ先:rinsemi@sacp.jp
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