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2025年度「ありふれた臨床」研究会―「臨床力」再考―

  • 執筆者の写真: 兵庫県臨床心理士会
    兵庫県臨床心理士会
  • 2月3日
  • 読了時間: 2分

タイトル:2025年度「ありふれた臨床」研究会―「臨床力」再考―

〇概要

 2025年度で「ありふれた臨床」研究会は4年目で、そしておそらく最終年度です。

 心の臨床を心理学的に考えるだけではなく、社会的にも考える。学派の視点だけではなく、現場の体験から考える。そのための理論的枠組みを作ること、そして一つのケースを深掘りする事例研究ではなく、臨床現場全体を描く臨床エスノグラフィーという研究法を確立すること。これが本研究会の大きな目的でした。

 ただし、まだ一つ謎が残っています。それはこの研究会の発足当時からあった批判に由来します。つまり、「ありふれた臨床」といって肯定的に語ると「なんでもあり」になってしまうのではないか。よい臨床と悪い臨床の区別はあるのではないか。この研究会はあまりにアナーキーなのではないか――。

 そう、問われているのは、臨床の価値の問題、いわゆる臨床力と言われてきたものの問題です。僕らの学問において、数多くの血を流し続けてきた大問題です。

 臨床力を再考する。これが「ありふれた臨床」研究会の最終課題となります。もちろん、今期からの参加も、かつて参加したことのある方も大歓迎です。最初の三回のレクチャーで研究会の現在地までご案内する予定ですし、昨年度、一昨年度の講義もアーカイブ開放いたします。


ぜひご参加をお待ちしています。


〇研究会の開催形式

・zoomを使ったオンライン形式(8月と12月はお休み)

・毎月第4金曜日20時~22時開催

・年間計10回開催(講義3回+臨床研究5回+オープンセミナー1回+ふりかえり1回)

*今年度は全回見逃し配信いたします。

*2023年度、2024年度の講義3回分は、研究会期間中、アーカイブ解放いたします。


〇参加資格

「臨床心理士」もしくは「公認心理師」の資格保有者、あるいは臨床心理学系大学院に在学中か卒業後すぐの人で守秘義務を守れる方

*臨床現場や実践内容は問いません

*臨床心理士指定大学院で習得する知識を前提とした研究会となります。


〇応募方法

下記URLよりご応募ください。


〇参加費

25,000円(全10回分、一括払いのみ)

*2022年度, 2023年度,2024年度研究会に参加されていた方は20,000円

振り込み方法は、参加資格を確認後ご案内致します。

*一度納入された参加費は原則お返しできません


〇締め切り

2025年3月31日




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