■精神分析的心理臨床 実践講座 オープンセミナー「自費臨床という補助線」― シンプルな設定を通じて、日常の複雑な設定を考える ―

私たちは日々、病院や学校、福祉施設、そして私設相談室など、さまざまな場所で臨床を行っています。それぞれの現場には固有の枠組みや制約があり、そうした条件のなかで、目の前の人とどのように関わっていくかを考え続けています。
自費臨床は、一見すると、こうした組織のなかで行われる臨床とは異なるものに見えるかもしれません。しかし、組織が背景で引き受けていたものが、セラピストとクライエントのあいだに直接現れてくるという点で、自費臨床には、私たちが普段の臨床で見過ごしているものを浮かび上がらせる側面があります。
料金をめぐるやりとり、面接の頻度や終結をめぐる判断、クライエントから向けられる期待や失望、依存への戸惑い。こうした出来事は、自費臨床に限ったものではありません。ただ、組織的な枠組みが相対的に少ない場所では、それらがセラピストとクライエントの関係のなかに、より直接的に姿を現すことがあります。
では、こうした出来事を精神分析的に理解するとは、どういうことでしょうか。境界を守ることと柔軟に応じることは、どのように両立するのでしょうか。また、支持的な関わりと分析的な介入を、私たちは何を手がかりに使い分けているのでしょうか。
今回のオープンセミナーでは、自費施設での臨床経験を素材に、境界・お金・転移・逆転移といった問題を取り上げながら、精神分析の知を日々の臨床にどう活かすことができるのかを考えます。
自費臨床について学ぶことだけが目的ではありません。自費臨床を一つの「補助線」として、病院や学校など、さまざまな現場で行われている臨床を見つめ直す機会にしたいと考えています。
精神分析そのものを専門的に学んできた方はもちろん、精神分析の知識は十分でなくても、現在の臨床にその視点を取り入れてみたいと考えている方にも、ぜひご参加いただければ幸いです。
みなさまとご一緒に考える時間を、楽しみにしております。
また、ご関心のありそうな方へお知らせいただけましたら幸いです。
令和8年10月吉日
精神分析的心理臨床 実践講座
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■日時 2027年2月11日(木・祝)
- 13:00~15:00 講義
- 15:00~16:00 アフターセッション
■講師 山口貴史(愛育クリニック)
■司会 山崎孝明(こども・思春期メンタルクリニック)
■形式 ハイブリッド開催(現地・オンライン)
※現地会場は品川駅近辺を予定しています。
※見逃し配信あり。
■参加費
- 現地参加:4,000円
- オンライン参加:3,000円
■参加資格
臨床心理士・公認心理師、医師、PSWの資格等をお持ちの方、および心理学系大学院にご所属の方
■詳細・お申し込み
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精神分析的心理臨床 実践講座

