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ゲシュタルト療法研究会「思春期心性について考える」(岩宮恵子先生)

  • 執筆者の写真: 兵庫県臨床心理士会
    兵庫県臨床心理士会
  • 4 分前
  • 読了時間: 2分

研修主催団体: 日本ゲシュタルト療法学会

研修内容:

10月の研究会は、『思春期をめぐる冒険−心理療法と村上春樹の世界−』『思春期センサー 子どもの感度・大人の感度』など、思春期の心理臨床について、たくさんの著書を書かれた島根大学の岩宮恵子先生にお話しいただきます。マンガやアニメなどのサブカルチャーについてもとても詳しい先生ですので、思春期の子どもに関わっている人も、そうでない人も、きっと楽しく学ぶことができると思います。ぜひご参加ください。

*アーカイブ視聴は3ヶ月間です。


日時・場所

2025年10月28日 19:30 – 21:30

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イベントについて

「思春期」と聞くと、中高校生の子どもたちだけを思い浮かべがちです。

しかし実際には、大人もSNSの反応に一喜一憂したり、人間関係のちょっとしたことで深く傷ついたりと、思春期に似た感覚を抱えています。

現代は、思春期のこころの特性である「思春期心性」(ししゅんきしんせい)が、あらゆる世代に広がっているのです。

今回は、思春期の子どもたちの声を紹介しながら、現代の人間関係のあり方やSNSやゲーム、推し活などが、どのようにこころを支えたり、逆に傷つけたりするのかを考えようと思います。

そして臨床現場や日常の関わりのなかで大切にしたい「好きなものを安心して語れる関係」についてもお話できればと思います。

現代の思春期を生きる子どもたちの感覚を理解すると同時に、そのこころの揺らぎがすっかり大人になっているはずの私たち自身のなかにもあることを知ることで人と人とのつながりを見つめ直す時間にできればと願っています。



岩宮恵子先生略歴

2001年度より 島根大学教育学部 心理学教室 助教授

2006年度より 島根大学教育学部 心理・発達臨床講座 教授

2017年度より 島根大学人間科学部開設に伴い同学部心理学コース教授

       島根大学こころとそだちの相談センターセンター長兼任  2025年退職

2025年度より 島根大学こころとそだちの相談センター特任教授

       臨床心理相談室 にしきまちオフィス 所長


著書  

「生きにくい子どもたち−カウンセリング日誌から−」岩波書店 岩波現代文庫(2009)

「フツーの子の思春期−心理療法の現場から−」岩波書店(2009)

「好きなのにはワケがある!—宮崎アニメと思春期のこころー」ちくまプリマー新書(2013)

「思春期をめぐる冒険−心理療法と村上春樹の世界−」増補版 創元こころ文庫(2016)

「思春期心性とサブカルチャー 現代の臨床現場から見えてくるもの」遠見書房(2024)

「思春期センサー 子どもの感度・大人の感度」岩波書店(2025)

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