第18回 松木邦裕セミナー「わからなさにとどまる」― ネガティブ・ケイパビリティの本質に迫る ―

面接で評価尺度を用い、決められた回数で成果を出す――いま臨床は「マニュアル化」と「短期化」の波の中にあります。手順はわかりやすく整い、説明もしやすくなりました。しかし、目の前の人のわからなさに、答えを急がずにとどまる時間は、少なくなってはいないでしょうか。
ビオンが臨床において重視した「ネガティブ・ケイパビリティ」。不確実さのなかで性急に答えを求めず、関心を抱いたまま、わからなさやどうしようもなさにとどまり続ける力として、近年、広く注目されるようになりました。しかし、その本質を掴むことは容易ではありません。
「わからない、では臨床はやっていけない」という声も聞こえてきます。もっともです。ネガティブ・ケイパビリティは、何も考えないことでも、ただ黙って待つことでもありません。積み重ねてきた知識と経験を携えながら、それを性急に答えとして当てはめずにいる。自分の不安を、間に合わせの理解で埋めない。そこでは、私たち自身の構えが問われています。
言うは易し、ですが、実際の面接でそれはどのようなことなのでしょうか。わからなさにとどまるなかで、何が生まれるのでしょうか。そして、それは私たちの日々の臨床にどのようにつながるのでしょうか。
第18回では、この問いを松木先生とともに、講義・ライブスーパービジョン・臨床談義の三つの時間を通して考えます。
みなさまとまたご一緒できますことを、楽しみにしております。
また、関心がある方へお知らせいただけましたら幸いです。
令和8年10月吉日
あざみ野心理オフィス 岩倉 拓
■日時 2027年2月11日(木・祝)10:00~15:30
[第1部]10:00-12:00 松木先生講義と討論
[第2部]13:00-14:20 ライブ・スーパービジョン
[第3部]14:30-15:30 臨床談義
■形式 オンライン開催(Zoom)
■参加費 5,500円
■詳細・お申し込み https://matsukiseminar18.peatix.com/
※本セミナーは規定の時間に満たないため、臨床心理士の研修ポイント対象として申請する予定はございません。
あざみ野心理オフィス セミナー事務局
225-0012 横浜市青葉区あざみ野南2-13-1
あざみ野心理オフィス内
