精神科臨床の基礎と鑑別アセスメントを体系的に学ぶ

【セミナーご案内動画】
【概要】
精神科臨床では、クライエントの訴えを聴くだけでなく、「どのような症状が、いつから、どのような経過で生じているのか」を整理し、複数の可能性を考えながらアセスメントしていくことが必要になります。一方、心理職の養成課程では、心理療法や心理検査について学ぶ機会は多くても、精神科で実際にどのように病歴を取り、精神症状を観察し、DSM-5-TR/ICD-11を用いて臨床像を整理し、薬物療法の内容を理解するのかについて、体系的に学ぶ機会は必ずしも多くありません。本セミナーでは、まず精神科臨床の基本として、主訴・現病歴・既往歴・生育歴の取り方、精神状態評価(Mental Status Examination:MSE)、非構造化面接と構造化面接の使い分け、DSM-5-TR/ICD-11の読み方、心理検査の位置づけ、SOAPによるカルテ記載、精神科薬物療法の基礎を整理します。そのうえで、ASD、ADHD、PTSD・トラウマ関連症状、解離症、パーソナリティ症、統合失調症・ARMS、うつ病、双極症、強迫症、パニック症、社交不安症を取り上げます。単に診断基準を紹介するだけではなく、「実際の臨床ではどのように見えるのか」「似た症状を示す別の疾患とどう区別するのか」という視点から、心理学・認知行動科学・神経心理学的な知見も交えながら解説します。心理職が医学的診断を行うことを目的とするのではなく、クライエントの状態を正確に把握し、必要な情報を整理し、精神科医をはじめとする他職種と共有できるようになることを目指します。
【セミナーで学べること(習得できること)】
・精神科初診の進め方(非構造化面接と構造化面接の使い分け、主訴・現病歴・生育歴の整理方法)
・精神状態評価(MSE)の観察ポイント(外見・行動・気分・思考・知覚・認知・洞察など)
・DSM-5-TR/ICD-11の構造と読み方(診断基準、指定子、鑑別の視点、関連特徴の理解)
・主要な精神疾患の特徴と鑑別の視点
・症状理解に必要な心理学的・神経心理学的視点
・心理検査の適切な位置づけ
・カルテ記載(SOAP)の実践方法(S・O・A・Pの整理と臨床例)
・精神科薬物療法の基礎理解(薬の種類、用量の読み方、副作用、離脱症状、適応外処方の考え方)
・強迫症・パニック症・社交不安症への認知行動療法の基本的な視点
・心理職が行う“鑑別のためのアセスメント”の実践的な考え方
【プログラム】
1.精神科病歴の取り方/薬物療法の基礎
2.ASD/ADHD
3.PTSD/トラウマ/解離症/パーソナリティ症
4.統合失調症/ARMS/うつ病/双極症
5.強迫症/パニック症/社交不安症
※プログラム内容は変更なる場合があります。
【講師】
矢野 宏之先生
カウンセリングルーム「リソルサ」在籍
公認心理師、臨床心理士
久留米大学大学院心理学研究科を卒業後、熊本大学医学部附属病院神経精神科での勤務を経て、九州大学人間環境学府人間共生システム専攻単位修得退学。
<講師からメッセージ>
私のキャリアのスタートは、精神科臨床でした。そこで身につけた、症状を捉え、何が起きているのかを整理する視点は、産業・福祉・教育など他の領域でも役に立ちます。今回の研修では、病歴の取り方、精神症状の見方、診断基準、薬物療法、鑑別など、精神科臨床で困らないために知っておきたい基礎知識を一通りまとめました。大学院では意外とまとまって学ぶ機会の少ない内容だと思います。
【受講対象者】
・公認心理師・臨床心理士をはじめとする対人援助職(心理、医療、福祉、教育、受験資格保持者を含む)
・大学院生(心理、医療、福祉、教育系)
【ご用意いただきたい物】
特にありません。
【日時】
2026年11月29日(日)10:00~16:00
アーカイブ配信:2026年12月20日(日)23:59まで
【場所】
オンライン(Zoom)
【参加費】
8,800円(税込)
【臨床心理士資格更新ポイント】
本セミナーは臨床心理士資格更新ポイント〈2ポイント〉の対象です(臨床心理士教育・研修委員会規定別項第2条(4))。
※アーカイブ視聴でもポイント取得可能です。
【お申込み期限】
2026年12月19日(土)23:59まで
【詳細はこちら】

