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2025年度第1回医療保健領域研修会 ~シリーズ・事例から学ぼう「心理職の働きを考えてみるー入院治療を一例に」~

  • 執筆者の写真: 兵庫県臨床心理士会
    兵庫県臨床心理士会
  • 8月9日
  • 読了時間: 4分
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以下の通り、兵庫県臨床心理士会2025年度第1回医療保健領域研修会を開催いたします。

みなさまどうぞ、ご参加の程よろしくお願い申し上げます。


 

 

2025年度第1回医療保健領域研修会 

~シリーズ・事例から学ぼう「心理職の働きを考えてみるー入院治療を一例に」~

 

講師:増尾徳行氏(ひょうごこころの医療センター・個人開業)

事例発表者:中澤千恵氏(明石こころのホスピタル)

 

 心理職に就いている私たちのほとんどは,なんらか組織に所属して,仕事をしています。その仕事は,多岐にわたります。心理検査,カウンセリング,集団心理療法,心理教育など。こうしたものは,おおむね心理職の専門にかかわる仕事,とみなされています。そしてこれら以外にも,さまざまな雑務があることでしょう。

 専門にかかわる仕事のそれぞれは,こうした研修会をはじめとして,学会や各種セミナー,もっと小さな規模の研究会,あるいは個人的にスーパーヴィジョンを受けるなどして,それぞれに研鑽を積まれていることと思います。そうしたより専門色の強い仕事についての研修機会は,ほかの講師の先生がたに譲りたいと思います。

 この研修会で焦点を当ててみたいと思うのは,組織での仕事をつうじて,私たちがある集団へ関与している,という側面です。その私たちが心理職であるということは,毛色の異なる働きを持ちえます。つまりその仕事は,利用者に限らず組織そのものにも適用しうる,という自由度の高さがある点です。

 少し考えてみると,ご理解いただけるのではないかと思います。つまり集団を構成するメンバーがどのような人たちかによって,自分の立ち位置によって,私たちの働きかたは変わるのです。週に何日なのか。常勤か非常勤か。役職の有無。個々の組織が持つ文化も,それらに大きく影響します。

 そのなかで,集団へどのように働きかけることで治療的な貢献ができるか。こうした視点は,心理職ゆえに持つことのできる独特な視点であろう,と思います。それは同時に,私たち自身を組織の一部としてどう生かすか,の視点にもなりうると想像します。

 

 研修会では,こうした視点の持つ思考を紹介したあと,入院治療の一例を提示します。そのあとグループでの討論・全体での討論をするつもりでいます。自らの所属する組織の特徴や自身の働かせかたについて考える一助にしてくだされば,幸いです。

 

医療保健の領域だけではなく、どの職域で働くセラピストにとっても、広く学びの機会となるテーマでもあると思います。委員一同、皆さまのご参加をお待ちしております。

 

日時:2025年10月5日(日) 10:00~16:00

会場:こうべ市民福祉交流センター301教室

   神戸市中央区磯上通3丁目1-32      Googleマップ

参加申し込み/ 参加費

・兵庫県臨床心理士会会員 2000円

 申し込みはこちらから

・兵庫県臨床心理士会会員以外の臨床心理士・日本心理臨床学会会員 5000円

・臨床心理士養成大学院在籍大学院生  2000円

 申し込みはこちらから

 

*領収書が必要な方は、事務局 cps@hyogo.email.ne.jp までお問い合わせください。

*一旦支払われた参加費はいかなる理由があっても返金いたしません。

 

定員:50名 先着順

全日程参加者には臨床心理士資格更新ポイント 2ポイントが付与されます。

 

参加申し込み締め切り:2025年9月23日

 

タイムスケジュール

9:30受付開始

10:00 講義 「心理職の働きを考えてみる~入院治療を一例に~」

    講師  増尾德行氏 (ひょうごこころの医療センター・個人開業)

11:15 グループ討議

11:45 全体討議と質疑

12:30 休憩

13:30 事例検討

    事例提供 中澤千恵氏 (明石こころのホスピタル)

    『「自分のセンサーにつながる人が少ない」と病棟スタッフへの不満や怒りを訴え続ける入院患者との関わり、その母親への家族ケアの報告』

16:00 終了 

 

*会場での飲食は可能です。昼食は各自ご用意ください。ゴミは各自お持ち帰りください。

*警報等の発令があった際は中止する場合があります。

                            医療保健領域委員会

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